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むち打ち損傷

むち打ちのメカニズム
むち打ちの症状

予期せぬ方向より首や背中に急激な衝撃を受けると体を守る生体防御機能が間に合わず、後方からの外力とは逆方向に過伸展され、外力の強さによっては、その時点で頚椎の骨折を起こすこともあります。
その後、慣性の法則により、強制的に後方に行った頭部は勢いよく前方へ戻ろうとします。その時点では、後方からの外力を脳は認識し、体を守る為、筋肉はすでに緊張しているので、縮んでいる筋肉を今度は無理やり伸ばす屈曲作用が働き、その時、頚部の筋肉や靭帯その他、軟部組織を損傷してしまいます。
この一連の動作が、むちを打つ動作に似ていることから、「むち打ち損傷」といわれています。
症状としては、首や背中の痛み、しびれ、頭痛、めまい、吐き気他、食欲不振、うつ病等不定愁訴が出ることもあります。


後方からの衝撃による過伸展
後方からの衝撃による過伸展

予期せぬ後方からの衝撃で頭部が急速に後傾し、首が不本意に過伸展してしまいます。
頚椎自体、又は椎関節部、軟部組織等を損傷しやすいです。

頭部が前方へ押し出される
頭部が前方へ押し出される

その後、慣性の法則により、後傾した頭部はムチを打つように勢いよく前方へ押し出されます。
前方へ行こうとする頭部にブレーキをかけようとして首の後面の筋肉を損傷しやすいです。

頭部が再び後傾する
頭部が再び後傾する

前方へ行った重い頭部は元に戻ろうとする力が働き、再び後傾してしまいます。
伸展した後面の筋肉に急激な収縮力が働き、その際筋繊維を損傷しやすいです。

当院では、追突事故後の首や背中の痛みが悪化しないよう、就寝時の枕指導並びに枕レンタルをおこなっています
各種低反発枕(ユニテック産業株式会社製「アルティ・フォーム」使用)

頚椎カラー(ポリネック)

当院では事故後の症状の悪化を防ぐ為、固定具にもこだわりました
症状により、ハード・ソフト・ライトから適切な物を選択し、さらに患者様の首の長さや太さに合ったサイズを御用意します

頚椎捻挫の分類

あまり治療には直接関係ありませんが、捻挫の分類として様々な分類方法があります。
大きく分けると、捻挫型・神経根症型・バレリュー型の3つに分ける場合や、その他、脊髄症型を加えて4つに分ける場合とがあります。

バレリュー症候群とは

頚椎捻挫の症状に酷似していて、その他に自覚症状として眼や耳、咽頭や心臓等の自律神経症状を呈します。治療法として、交感神経の集まっている星状神経節に直接麻酔剤を注射して症状を抑える星状神経ブロックが有効とされています。

頚椎捻挫の治療
急性期
慢性期